ビットコインなどの暗号資産に興味があります。
でも、どうやって始めれば良いかわからないし、なんか怖いです。
こういった疑問にお答えします。
2021年10月20日に暗号資産ビットコインが1ビットコインあたり、日本円で約750万円を超えました。1年前の値段は1ビットコインあたり約163万円だったことから、その価値は約4.6倍にも上昇しています。
「ビットコインで大儲けした」などの話が出回っていますが、よくわからないものに投資するのは非常に危険です。
安全に暗号資産を始めるためにはしっかりとした基礎学習が必要です。
この記事では、ビットコインなどの暗号資産についての基礎を理解することができるので、投資を始める前に重要な知識を身につけることができます。
それでは早速みていきましょう!
ビットコインなどの暗号資産とはどのようなものか
暗号資産とはどのようなものか見ていきましょう。
暗号資産とは?
暗号資産とは・・・インターネット上で電子データのみでやりとりされる通貨(実態がない通貨)
暗号資産の総数は1,000種類にも及び、有名な暗号資産としては、ビットコイン、イーサリアム、リップルなどがあります。
2008年にサトシ・ナカモト氏がインターネット上で発表した論文を基に開発されたのが、世界初の暗号資産であるビットコインです。(2009年運用開始)
「国とか銀行とかに縛られず、世界中で自由に取引できるシステムがあります」こんな感じで暗号資産が始まりました。
ビットコインなどの暗号資産は、パソコンやスマホを財布代わりにして、世界中の人と取引することを可能にした、本当に凄いテクノロジーです。
暗号資産の管理方法
暗号資産は、実態のない通貨です。実態のない通貨がどのように管理されているのか不思議ですよね。
例えば、ビットコインは、サトシ・ナカモト氏が提唱したブロックチェーン(分散型の情報管理)という技術を基に世界中のパソコンで分散で管理されています。
このブロックチェーンという技術がインターネット上に価値を保存できるということを可能にしました。(インターネット上では、コピーや改ざんなどが簡単に行われてしまうため価値を保つのが難しかった)
※インターネット上に価値を保存することを可能にした歴史的発明と言われているブロックチェーンについての記事はこちら↓です。ぜひご覧ください!
ほとんどの暗号資産は、ブロックチェーン上で分散管理されているので、”円”など国の通貨を管理している銀行などのような組織(中央管理体)は存在しません。
そのため、ビットコインなどの暗号資産は、発行枚数が限られており、通貨の価値が維持されるように作られています。(国の通貨は国が調整して発行できる)
※ちなみにビットコインはの発行上限枚数は2,100万枚に設定されています
暗号資産のメリット
ここでは、暗号資産のメリットについて解説していきます。
1つずつみていきましょう。
個人間で直接送金ができる
現在、個人間で送金しようとすると、銀行などを通して行わなければならないため、手数料も高く、とても手間がかかります。
暗号資産を使うことにより、特に海外送金については、手数料が安くなり(無料もあり)銀行送金よりもスピードが圧倒的に早くなります。
さらに、365日いつでも送金できるので、銀行の営業時間などを気にする必要がありません。
ビットコインなどの暗号資産がさらに利用されることで、国内外での両替や国外送金などで発生する高額な手数料などの問題も解決していくと言われています。
規制が少ない
銀行などの金融機関は、時間や手間のかかる手続きや、「〇〇円までしか引き出せません」などの規制があります。
暗号資産を使用すると、そのような規制にしばられることがなくなり、世界中で自由に使用できるようになるのでとても便利です。
国に依存しない
暗号資産を使用すると、国の金融機関に依存することがなくなります。
例えば、2014年にアルゼンチンでデフォルト(自国の借金が返せない)が起こったときに、通貨の価値が暴落し貯金が紙くず同然になってしまいました。
日本でデフォルトが起こるのは現実的ではないですが、仮にこのような事態になったとしても暗号資産の価値は変わりません。
暗号資産のデメリット
投資だけでなく決済などにも使えるビットコインなどの暗号資産の価値はまだまだ上がると予想しています!(個人的な意見です)
次にデメリットです。
こちらも1つずつみていきましょう。
価格変動が大きい
冒頭でも触れましたが、暗号資産は価格変動がかなり大きいです。大きく稼げることもあれば、資産が半分になることもあります。
上記は投資OLちゃんのツイートですが、赤いラインが価格下落のラインです。(こんなエグい下がり方も余裕であります)
「価格変動が大きすぎて怖い」などのように売りたい人が多くなると暴落していきます。(価格変動=ボラティリティと言います)
取引所の破綻リスク
暗号資産は、国や銀行などが管理しているわけではないので、取引所がハッキングなどを受けて破綻してしまったとしても保証されない場合が多いです。
2014年に日本で起こったマウントゴックス事件(約390億円相当のビットコインが盗難された事件)などが有名です。
※現在は、インターネットから隔離された場所に保管されているのでセキュリティーは高くなっているようです(コールドウォレットやレッジャーなど)
2022年にはFTX破綻が起こり、暗号資産冬の時代(大暴落)が到来!
利益に対する税金が高い
暗号資産投資で得た利益は雑所得としてみなされるため、利益が大きいほど課税されます。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円〜330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円〜695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円〜900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円〜1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円以下〜4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
せっかくリスクを取って稼いだのに4,000万円以上の利益が出てもほぼ半分は税金で持って行かれますw
ちなみに株式投資やFXなどの投資で稼いだ金額には20.315%の税金がかかります。とはいえ、FXも昔は仮想通貨と同じ税率だったので法律が改正される動きが出ています。
安全な暗号資産の始め方
暗号資産のメリット・デメリットについて見てきました。
「暗号資産を始めたい」「暗号資産の未来は明るい」こう思ったあなたのために暗号資産を安全に始めるための方法を紹介していきます。
とても大切な部分ですのでしっかり学んでいきましょう。
何回もになりますが大切な部分ですので詳しく見ていきましょう。
メジャーな取引所を使う
安全に暗号資産を始めるならメジャーな取引所を使いましょう!
メジャーな取引所は、2段階認証、コールドウォレット(オフライン上に暗号資産を隔離しているためセキュリティーが高い)、など安全性が高いです。
そして、大手取引所はサイトが見やすく使いやすい。
大手サイトは以下のとおり。
・コインチェック :親会社がマネックスグループで安全・安心(←初心者ならここで決まり)
・bitFlyer:ビットコインの取引量が国内トップクラス
・ビットバンク:とにかく使いやすい(個人的に愛用)
・BYBIT:青汁王子、いや、仮想通貨王子こと三崎優太氏がYouTubeにて「手数料が安くてオススメ」とコメント(海外取引所なのでDYORお願いします)
余剰資金を使う
ここが本記事の一番大切なところです。暗号資産を安全に始めるためには、余剰資金から始めましょう。
一攫千金を狙って「暗号資産に全財産を捧げます」のような人がいるのですが、そんな危ない橋を渡るのはやめましょう。
最初の頃は「まずはやってみる」というスタンスで、お小遣いや、なくなっても良いと思えるほどの資金から始め、慣れてきたら運用金額を増やしていくことが理想的です。
※先ほど紹介したメジャーな取引所の中には、1円から積み立てができる取引所や、100円から暗号資産を始めることができる取引所もあります
2段階認証を使う
セキュリティーが高くなっているとはいえ、暗号資産はインターネット上でのやりとりなので、ハッキングされるリスクが付き物です。
2段階認証を使うことによりハッキングされるリスクは下がります。
2段階認証については以下の記事をご覧ください。
»出典:Googleアカウントを2段階認証でセキュリティー強化すべき理由
スモールスタートでいきましょう
今回は、暗号資産についての概要と安全な暗号資産の始め方について解説してきました。
特に暗号資産で投資を始めたいと思っている方は、しっかり学習しないで投資を始めると、あなたの資産を狙っている詐欺師からの標的にされてしまう可能性があります。
DYORの精神が大事です。(「Do Your Own Research」・・・「自分でもしっかり調べましょう」という意味)
「やっぱり怖いな」と思ったら退散する勇気も忘れずに!
暗号資産の情報収集については、Twitterに有益な情報がたくさん溢れているのでオススメです。
しっかり学習し、他人に言われたことを信じるのではなく、自分自身が「この可能性なら投資できる」という確信を持つことがとても大事だと思っています。
僕個人としては、「ブロックチェーンや暗号資産、NFTなどの未来は明るい」と思っているので投資し続けます。
あなたはあなたの信じる道を進んでいきましょう!
というわけで今回は以上になります。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント