ユダヤ人にはなぜ成功者が多いの?ユダヤ人の成功哲学書【タルムード】その謎に迫ります!

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Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、Googleのラリー・ページ、映画監督のスティーブン・スピルバーグ、そして天才物理学者のアルベルト・アインシュタイン。

彼らの共通点は、世界の約0.25%しかいない「ユダヤ人」であることです。

また、ノーベル賞受賞者の約20%もユダヤ人であり、世界長者番付の上位陣には常にユダヤ人がいます。

ユダヤ人にはなぜ成功者が多いのか。その謎について、この本を基に解説していきたいと思います。

著者 石角完爾(ユダヤ人になった数少ない日本人)

✔️この記事でわかること

・タルムードって何?
・ユダヤ人が子供の頃から学ぶタルムード小話
・その小話は何を教えているのか?

※今回は、僕のオススメの小話を紹介していきますが、書ききれないほどの「ためになる小話」がたくさんあるので、興味のある方は、ぜひ本書を読んでみていただきたいです。

タルムードとは?

ユダヤ人の教科書とも言えるタルムードとは、古代ヘブライ語で「研究」「学習」を意味する言葉。

母親は、子供が幼い頃からタルムードの教えにまつわる説話を繰り返し読み聞かせます。

さらに、登場人物などの行動に対して「あなたならどうする?」と考えさせ、「僕ならこうする」「私ならこんな方法をとる」など工夫やアイディアを導きだす教育がされています。

タルムードで「リスク・コントロール」や「リスク分散」などビジネスの基盤である「リスク」について幼い頃から学んでいる背景こそが成功者を生み出していると言っても過言ではないと著書では言っています。

✔️タルムードの内容

・日常生活の慣習
・医学
・衛生
・子育て
・紛争解決
・家庭
・恋愛

などなど、400ページからなる書物が30冊以上あり、ユダヤ人は、毎日少しずつ読んで勉強していくのだそうです。(イスラエルのクイズ番組の優勝商品がタルムード全巻の時は、盛り上がり方が尋常じゃないらしい)

ヤタベ
ヤタベ

幼い頃からリスクについて考えるというのは日本にはあまりないかもしれませんよね。

それにしてもタルムードは、すごい量の書物ですね。

実際に読むのは現実的ではないので、この記事や、実際に本書で学んでいきましょう!

タルムード小話

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集より、ためになる小話と、その小話が何を伝えたいのかを3つ厳選して紹介していきます。

1.魔法のザクロ

あるところに仲良しの3人兄弟が住んでいた。兄弟がそれぞれ成人に達したので、10年間各地で修行することにした。1人は東に、1人は西に、1人は南に旅立った。兄弟たちは旅立ちの前に誓い合った。「また10年後にこの家で会おう。そして、それぞれの10年間に自分が見つけたもっとも不思議なものを持ってくることにしよう」

1番上の兄は東に行き、ある旅人から世界の隅々まで見えるガラスのコップを買った。このコップから世の中を見渡すと本当に世界の隅々まで見えるのである。長男は、これこそが世界で1番不思議なものに違いないと確信した。

2番目の兄は西に行った。ある町の絨毯売りに会い、大金をはたいて、空飛ぶ絨毯を買った。間違いなくこれで他の兄弟たちよりも抜きに出たに違いないと確信した。

1番下の弟は南へ行った。どんどん南に行くと不思議な森に出くわした。その森に深く入っていくと、1本の不思議なザクロの木が立っていた。何が不思議かというと、花はたくさん付いているのに実は1つしかなっていない。真っ赤に熟れているのに1つだけ。不思議に思い、そのザクロの実を取ろうと手を差し出すと手のひらにポタッと落ちてきた。すると、また不思議なことに咲いていた花の1つが急に真っ赤な実に変わったのである。「これこそが世界で最も不思議なものだ。この木を持って帰ろう」そう思ったとたんに、なんとそのザクロの木はパッと消えてなくなってしまった。はっとして手の中を見ると、ザクロの実は消えずに残っている。1番下の弟は、このザクロの実こそ不思議なものだと確信し、10年後に再開を誓った家に戻ってきた。3人の兄弟は、それぞれ持って帰ったものを互いに見せ合った。

世界の隅々まで見えるガラスのコップで見ると、なんとある国のお姫様が重病でベッドに寝ている姿が映った。傍で王様が嘆いている。「誰か治してくれるものはいないか。どんな医者でも治せず、早くしないと死んでしまいそうだ」

これを聞いた3兄弟は、急いで行こうと魔法の絨毯に乗ってお姫様の元に飛んで行った。そして、1番下の弟が、「これを食べればお姫様の病気がきっと良くなるに違いない」と言い、ザクロの実を半分に割りお姫様に差し出した。これを食べたお姫様は、顔に精気が戻り、それまで歩くことが出来なかったお姫様が力強く立ち上がることができた。

王様は感激し、3兄弟にこう申した。「お前たち3人のおかげで姫が重病から回復した。3人の中から1人姫と結婚して良い。3人で話し合って誰が結婚するか決めなさい」

すると姫が「私に質問させてください」と割って入った。

まず、1番上の兄に姫が聞いた。「あなたは、世界の隅々が見渡せるコップで私の重病を発見してくれました。その望遠鏡のようなコップは今でも元のままですか?」

1番上の兄「はい。全く元のままです」

姫「2番目のお兄様、あなたは魔法の絨毯に乗って私のところにいち早く駆けつけてくれましたが、その絨毯は今でも空を飛べますか?」

2番目の兄「はい、全く元のままで何も傷ついていませんし、空も飛べます」

姫「さて3番目の弟、あなたは私にザクロの実を食べさせて病気を治してくれました。そのザクロの実は以前と違いますか?」

3番目の弟「はい、お姫様に半分差し上げましたので、今は半分しかありません」

そこで姫は高らかに宣言した。

「私はこの1番下の弟と結婚します。彼は私のために大切なザクロを半分失ったのですから」

引用元:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

タルムードが伝えたいこと1【ノーペイン・ノーゲイン】

「ノーペイン・ノーゲイン」犠牲なくして成功なし

タルムード小話の「魔法のザクロ」では、1番下の弟が姫と結婚することになりましたが、この小話で教えたいことは以下の通りです。

・失ったものの大きさに成功は比例する
・自己犠牲無くして成功は得られない
・大切なものを失わなければ何も得られない

1番下の弟が成功(この話での結婚)を手に入れた理由として、何の見返りもないのに「自分が世界で1番不思議だと思う大切なもの」を差し出したことにあります。

大切なのは、ゲイン(成功)が見えてきたら何かを捨てるということではなく、先にペイン(犠牲)しないと成功はできないと著書では言っています。

大切なものを失わなければ何も得られない。これがユダヤ人が肝に銘じている、お金に関する大原則であり、成功者が多い所以と言えます。

2.キツネと葡萄畑

ある日、キツネが葡萄畑のそばを通りかかった。あまりに美味しそうな葡萄が垂れ下がっているので畑に入って取ろうとした。ところが、葡萄畑はしっかりと柵に囲まれていて、太ったキツネはその隙間を通れない。そこでキツネは考えた。

「よし、それなら野うさぎを捕まえるのをやめて何日も空腹を我慢すれば、痩せて柵の隙間を通れるようになるに違いない」

キツネはエサを獲る狩りをやめて自分の巣の中に何日もこもって、空腹をじっと我慢した。やっと柵の隙間を通れるぐらいに痩せてきたので、フラフラになりながら巣穴から出て、葡萄畑の柵をすり抜け、お目当ての葡萄にありついた。

その葡萄の美味なこと。あまりに美味しいので、ついついキツネは夢中になってもうこれ以上胃に入らないほど何房も食べ続けた。そして、なっていた葡萄を全部食べ尽くしてしまった。

ハッと我に返ったキツネは、自分の腹が葡萄でパンパンに膨れ上がって、入ってきた柵を通り抜けられなくなってしまったことに気付いた。このままでは自分の巣穴に戻れない。そこでキツネは考えた。2つのオプションがあると。

オプションAは、苦しいいけれど食べた葡萄を全部吐き出して胃腸を元のペシャンコに戻す。

オプションBは、猟師に見つかる危険を冒して柵の中にとどまり、葡萄の木の間に身を隠して、入った時と同じように痩せるまで待つ。

さて、キツネはどちらを選択したのだろうか?

引用元:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

タルムードが伝えたいこと2 【リスク・コントロール】

さて、みなさんだったらどちらを選択しますか?

オプションAを選択したあなた・・・猟師に見つかるリスクは少ない代わりに、せっかく食べた美味しい葡萄をすべて吐き出す。リスクが無くなり何も得るものはありません(リスク0)

オプションBを選択したあなた・・・「一か八か」猟師に見つかるリスクは冒しても成果を得る方法に潔く、賭けてみる。(リスク100)

日本人の多くは、リスクの取り方の教育がされていないこともあり、オプションAorBのどちらかを選択するのではと著書では言っています。(0か100かの選択)

✔️一方で、成功者の多いユダヤ人的考えは?

・最小リスクで最適効果を選ぶ
・徹底的にリサーチし、「リスクコントロール」「リスク分散」

ユダヤ人はプランCを選びます。「そんな考えずるくない?」そう思われるかもしれませんが、ユダヤ人は幼い頃からタルムードの小話で「リスクコントロール」「リスク分散」について学びます。

だからこそ、ビジネスでもそうしたリスクを冒すことは少なく、コツコツと「最小リスク最適効果」で臨みます。

幼い頃からの教育によって、「一発当てる」というギャンブル的な発想が無く、状況を冷静に判断し、引き時を計算できるのでビジネスでの成功者が多いと言えます。

3.パラダイスを見つけた男

ある村に、粉屋の男が住んでいた。妻と2人の子供がいて、来る日も来る日も1日中粉まみれになって働いていた。

そんな日々の繰り返しに嫌気がさし、もっと楽しいパラダイスがあるのではないかと粉屋は考えた。

ある時、粉を買った客と雑談をしていると、「旅に出て、夜、靴を枕元に置いて眠り、翌朝、その靴が向いている方にパラダイスがある」という言い伝えが異国にあると聞いた。粉屋は、その言い伝えが本当のことのように思えてならなかった。

「パラダイスを探してみよう」

そう思った男は、ある日突然、妻にも告げず子供も置き去りにして、パラダイスを探す旅に出てしまった。聞いた言い伝えの通り、夜になると靴を脱いで寝袋の枕元にそっと置いた。

朝起きると、小動物や風が靴を動かしていた。男は、靴が向いているその方向に歩き続けた。そして何十日も経った後に、ついに1つの村にたどり着いた。

パラダイスにしてはみすぼらしい村だった。村の中に入ると、見たことのある光景が広がり、聞いたことのある女の声と子供の声が耳に入ってきた。

その家は粉屋で、門をくぐると、置いてきた妻と子供にそっくりの母子が暮らしていた。男を見ると、その母子は「よく帰ってきたのね」と、温かく迎え入れてくれたので、「ここがパラダイスに違いない」と男は確信した。

男は置いてきた妻と子供には申し訳ないと思ったが、自分が見つけたパラダイスで一生暮らしていくことに決めた。

そして昔と同じように、来る日も来る日も粉まみれになって一生懸命働き、平和に暮らしたということだ。

引用元:ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

タルムードが伝えたいこと3【幸せは単調な今の中にある】あなたのいる場所を大切に

この小話は、働くことが嫌になり、別の幸せを見つけに行ったあげく、新たなパラダイスを見つけたと勘違いしている男のバカさ加減を伝えたいのではなく、本当に大切なことや幸せなことはすぐ近くにあるということを教えてくれます。

現実から逃げたいことや不満に思うことも多々あると思います。

そんな時は自分を遠い視線で見てみるのも方法の1つだと著書では言っています。

✔️不満や逃げたいと思うあなたに参考になるタルムードの格言

・「世の中には度を越すと毒になるものが八つある。旅行、恋愛、富、仕事、酒、睡眠、薬、香料である」

・「人間には六つの役に立つものがある。そのうち三つは自分でコントロールできないが、残りの三つは自分の力で制御できる。前者は、目、耳、鼻で、後者が、口、手、足である」

ヤタベ
ヤタベ

幸せというのは気付きにくい時が多いけど、家族との何気ない時間だったりが本当の幸せなのかもしれませんよね。

仕事など、度を越して頑張りすぎている方、目の前の小さな幸せを見つけてみると少し楽になるかもしれませんよ!

最後に

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集を基に、ユダヤ人にはなぜ成功者が多いのか?について書きました。

今回は3つのタルムード小話と、その話が何を伝えたかったのか。というところを紹介していきました。

✔️まとめ

1.魔法のザクロ・・・ノーペイン・ノーゲイン(犠牲無くして成功なし)

2.キツネと葡萄畑・・・リスクコントロール

3.パラダイスを見つけた男・・・幸せは単調な今の中にある

成功者の多いユダヤ人の源になっているタルムード。

今回はユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集より3つの小話を紹介していきましたが、著書にはまだまだ為になる小話やたくさんの学びや気付きがたくさんあります。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

yatablogも今回で30記事目になりました。

いつも読んでいただきありがとうございます。

これからも皆さんに価値のある情報を提供できるようにしていきたいと思っています。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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