ブロックチェーンが世紀の大発明だと聞きました。
ブロックチェーンについて詳しく知りたいです。
こういった疑問にお答えします。
先日、ブロックチェーンについて調べていたら、こんなツイートを見かけました。
現在、サッカーJリーグに加盟しているカマタマーレ讃岐のツイートですが、ブロックチェーン技術を使ったサービスがサッカー業界にも普及し始めています。
主に暗号資産(仮想通貨)などで使用されているブロックチェーン技術が、特定のコミュニティーの中でも使用されるようになってきており、僕らの生活の一部になる日もそう遠くはないかもしれません。
この記事では、そんな歴史的発明と言われているブロックチェーンについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンとは、「正しい記録しかできない」「壊れても自動で修復」「過去にどんな人が持っていたか?」などのようにみんなに合意された情報だけが有効とされるネットワーク共有型のデータベースです。
簡単に言うと、「絶対ウソのつけない伝言ゲーム」のようなものです。
細かくすると以下のようになりますので1つずつみていきましょう。(難しい言葉ばかり並んでいますがわかりやすく解説していきます)
自律分散型
自律分散型とは・・・右図のように分散で情報を管理すること
※DLT(分散型台帳技術)とも言われています
ブロックチェーンを語る上で外せないのが分散化というキーワードです。
現在は左側の図のように中央管理体があり、その管理体に情報が集まるような仕組みで動いています。
例えば、国家を超えてしまうほどの大企業と呼ばれているアメリカのGAFA(Google,Amazon,FaceBook,Apple)には、世界中のあらゆる情報が集まりすぎていることから、独占的な部分があるとして度々話題に上がっています。
※ちなみにAmazonは通販事業と言うイメージがありますが、「AWS」と言うクラウドサービスで莫大な利益を上げています
ブロックチェーン技術を使うことで、分散型の情報管理(みんなで情報を管理する)になり、ある一定の国や企業が独占するのを防ぐことにつながります。
しかも、中央管理体に集まった情報がハッキングされたら情報が漏洩して大変ですよね。分散化するとハッキングに対してのセキュリティーも強まるという部分もブロックチェーンの特徴です。
暗号化技術
ブロックチェーン暗号化技術とは・・・図のようにデータを暗号化し、その情報を箱に詰める(ブロック)→その情報をチェーン状に並べること
暗号化技術により、データを改ざんやハッキングなどの攻撃から守り、安全な通信ができるようになることで、こちらも高いセキュリティーを維持することができます。
ブロックに入った情報がチェーン状に並ぶことで、「誰が」「いつ」「なにを」「どのようなルートなのか」「どのくらいの量」などの記録を誰でも確認することができるようになります。
コンセンサスアルゴリズム
コンセンサスアルゴリズムとは・・・ブロックチェーンがブロックを追加するときのルールとなるコンセンサス(合意)を行うアルゴリズム(方法)
簡単に言うと、「ブロックに入っているデータをみんなで確認しよう」みたいなイメージです。
コンセンサスアルゴリズムの進化が更に進むと、データをみんなで確認することになるので、改ざんなどの不正を減らすことにつながっていきますし、新しい情報がブロックに追加されるときに正しい情報のみが記録されていきます。(みんなで監視し合っているので不正が見つかりやすい)
P2P(ピア・トゥー・ピア)
P2Pとは・・・複数のコンピューター同士が対等に通信すること
中央管理体のようなリーダーが存在しないことを言います。
これにより、接続するユーザーが一気に増えたとしても、サーバーダウンなどを防ぐことができます。
さらに、図のようにデータを対等に共有することができ、信頼性があるユーザー間での取引が可能になります。
以上がブロックチェーンについての解説になりますが、もう一度まとめてみると、
以上が世紀の大発明と言われているブロックチェーンについての概要になります。
ブロックチェーンを使った仕組みについて
ブロックチェーン技術の進化により、様々な分野でブロックチェーンが使用されはじめています。
ブロックチェーン1.0・・・仮想通貨のベースとなる技術
ブロックチェーン2.0・・・金融でのIT技術
ブロックチェーン3.0・・・金融以外の分野にも進出(←現在はココです)
現在は、ブロックチェーン3.0時代と言われており、仮想通貨や金融以外でも使用されてきていますのでピックアップして紹介していきたいと思います。
1つずつみていきましょう。
公共サービス
ブロックチェーン技術が公共のサービスでも使われ始めています。
例えば、アメリカでは選挙の投票にブロックチェーンが使われ、データの改ざんなどが行われないようにするのと同時に投票率UPにも繋がったという事例もあります。
また近い将来、免許証、マイナンバーカードやクレジットカードなどの本人認証を行うものについてもブロックチェーンを使って、偽造されない世の中がやってくると言われています。
「免許証が偽造されて悪用された」などの問題が無くなったら素晴らしいですよね!
企業での取り組み
先日、幕張メッセで行われたブロックチェーンEXPOが大盛況だったようです。
ブロックチェーン技術は、序文で紹介したように、カマタマーレ讃岐のようなサッカーチームコミュニティーのトークンとして使用されたり、Eスポーツでの導入、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランド品会社が、偽造防止のためにブロックチェーン技術を導入しています。
また、食品業界でも食中毒などが発生した時に履歴が追えるようにブロックチェーンを使用している企業も出てきています。
企業の取り組みについては、ほんの数例ですが、ブロックチェーンを使っている企業はまだまだありますし、これからも増えてくることが予想されます。
暗号資産(仮想通貨)
暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーンは同時期の2009年に誕生しました。
現在、ブロックチェーン技術は、分散性管理や、セキュリティーの面からほとんどの仮想通貨を運用するためのベースとなっています。
下記は、本田圭佑選手の仮想通貨についてのツイートですが、個人的にも激しく同意です。
本田選手の言っている”分散型の思想”とは、まさにブロックチェーン技術のことを言っているのではないでしょうか。
10年後、仮想通貨をほとんどの人が保有しているかは不明です。とはいえ、ブロックチェーン技術が僕らの生活の一部になっている可能性は非常に高いです。
「仮想通貨とかよくわからないや」「仮想通貨ってどうやって始めるの?」
という方のために仮想通貨について別記事にて詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
»安全な仮想通貨の始め方はこちらです↓
NFT(非代替性トークン)
NFTという代替できない認証デバイスを使って、主にイーサリアムブロックチェーン(暗号資産)上でデジタルアートなどを売買する仕組みが注目されています。
海外では、有名なデジタルアートに10億円の価値がついたりと異常なほどの盛り上がりを見せています。
NFTについても別途記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
ゲーム
ブロックチェーン技術を使ったゲームも登場していますので2つ紹介していきます。
※仮想通貨は投資です。しっかり勉強してから活用することをオススメします
サッカーカードゲームSorare(ソラーレ)
【Sorare】は現実のサッカーの試合結果が反映されるというブロックチェーンゲームです。
5枚の選手を選出し、その選手が実際の試合で活躍すると、パフォーマンスに応じてポイントがもらえるというNFTカードゲームになっています。
ゲーム内でNFTカードの売買ができるようになっており、クリスティアーノ・ロナウドのカードが約3,000万円で取引された事例があるようです。(す、すごい)
※取引できるブロックチェーンはイーサリアムという仮想通貨です
CRYPTO SPELLS(クリプト・スペルズ)
CRYPTO SPELLSもSorareと同様にユーザー同士で自由な売買ができるようになっているので、「カードが資産になる」NFTカードゲームです。
レアカードやレジェンドカードを売買することでマネタイズすることができ、プロゲーマーと呼ばれる人もますます増えそうですね。
その他にも、STEPN、Walkn、ステラウォークなどの運動して稼げるMove to Earnなども登場しており〇〇して稼ぐという分野がますます増えてくるでしょう。
ブロックチェーン技術は改めてスゴイです!
というわけで今回は以上になります。
今回の記事で、ブロックチェーンについてや、ブロックチェーンがどのように使われているか理解していただけたら幸いです。
それではまたお会いしましょう^_^
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