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「スラムダンクって面白いって聞くけど、どんなところが面白いの?」
ついこの間、息子の友達からこんな質問をされました。
「おいおいマジかよ。読んでないのかよ!」
と思いましたが、それもそのはず、スラムダンクって1990年代の漫画なので今の10代にはあまり知られてないのかも知れませんね。
「いや、あの伝説の漫画を知らないなんてもったいない」
「鬼滅の刃もいいけど、スラムダンクも全然負けてないよ」
「それなら僕が面白さをお伝えしましょう^ ^」
と言うことで、スラムダンクを愛してやまない、ファン歴25年の僕がスラムダンクの面白さについて語ってみようと思います。
そして、このスラムダンクでは、ただ面白いだけではなく、スポーツにおいての貴重な考え方が数多く含まれているので、合わせて紹介していきます。
伝説の漫画スラムダンクとは?
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『SLAM DUNK』とは、1990年から1996年にかけて『週刊少年ジャンプ』にて連載された漫画です。
高校バスケットボールを題材にしたスポーツ漫画で、井上雄彦さん(バガボンド、リアルなども有名)が作者です。
累計発行部数1億2000万部を超えております。(ちなみに鬼滅の刃は1億部 2020年10月時点)
連載終了後も続編を期待する声が多く、圧倒的な人気を誇った漫画です。
30年前の漫画なんて信じられないなあ。
スラムダンク簡単にあらすじ
※少なめに書きますがネタバレあります。
神奈川県立湘北高校が舞台。
主人公の桜木花道は筋金入りの不良少年で、赤髪が特徴。ケンカにあけくれ、女の子に振られまくりの人生を送っていた。
そんな時、同じ湘北高校に通う赤木晴子に一目惚れしてしまう。
晴子は身長が高い花道をバスケ部に誘い、花道は、晴子目当てでバスケを始める。
湘北高校はお世辞にも強い高校とは言えなかったが、キャプテンの赤木剛憲(通称ゴリ)は誰になんと言われても全国制覇を目標に活動していた。
最初は、生意気な花道を相手にしなかったが、キャプテン赤木との1on1で見事勝利しバスケ部入部を果たす。(オケツ事件などが特に面白い)
入部後も様々な確執やトラブルはあるものの、個性的なチームメイトや監督と共に全国制覇を目指しながら成長していく姿が感動を呼ぶストーリーになっている。
陵南高校、翔陽高校、海南大付属高校など強豪と戦っていくにつれて湘北高校の絆やチーム力が上がっていく様が必見。
特に最後の試合、山王工業戦のラストシーンでは、50ページ以上もセリフが無い。
試合時間残り12.7秒の緊張感が選手の表情や動きだけで表現されており、息を飲む展開になっている
簡単にあらすじでした。
途中だいぶ割愛しましたが、登場人物のキャラが濃く、バラバラの性格のチームメイトたちが徐々にまとまり戦っていく姿は現在のチームスポーツにも当てはまるのではないかと思います。
バスケットボールにおいて見所のある、ダンクシュートや3Pシュートではなくリバウンドにフォーカスする場面が多く、地味に見えてしまうプレーを花形に持ってくるあたりが必見です。
スラムダンクはただの漫画ではなく、人生を生きていく上で大切なことをさりげなく教えてくれます。
個性的な登場人物
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・湘北高校の1年生で物語の主人公。
・赤木晴子に一目惚れしてバスケを始めた赤髪が特徴のリバウンド王。
・バスケ初心者だが、みるみる上達する姿が見るものの心を撃つ。
・ポジション=PF(パワーフォワード)
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・湘北高校1年生で花道のライバル。(流川本人はライバルと思っていない)
・天上天下唯我独尊男でオフェンスの鬼(1on1が得意でパスはあまり出さない)
・寝てるかバスケをしてるか。それくらいバスケに打ち込んでいる。
・赤木晴子の憧れ。
・ポジション=SF(スモールフォワード)
![](https://yatamental.com/wp-content/uploads/2020/12/img_1102-641x1024.jpg)
・湘北高校3年生でチームのキャプテンで精神的支柱。
・1年生時代から誰になんと言われても全国制覇を目標にバスケに打ち込む。
・ヒロイン赤木晴子の兄。
・ポジション=C(センター)
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・湘北高校2年生でスピード、ドリブルが武器のゲームメイカー。
・マネージャーの彩子に恋をしており、彩子の言う事はなんでも聞くお調子者。
・激戦区神奈川のNo. 1ガードを目指している。
・ポジション=PG(ポイントガード)
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・湘北高校3年生の天才3Pシューター。
・中学MVPという輝かしい経歴を持つ。
・監督の安西先生に憧れ、湘北高校に入学するものの怪我を期にバスケから離れる。
・不良になり、バスケ部を潰しにかかるも、安西先生と再会しバスケを再び始める。
・ポジション=SG(シューティングガード)
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・湘北高校バスケ部監督。
・個性的メンバーを上手くまとめ上げ全国でも戦えるチームに育てた名将。
・若い頃はホワイトデビル(白髪鬼)と恐れられていたそうだが今はその面影はない。
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・ヒロインの赤木晴子(白Tシャツ)と、マネージャーの彩子(赤ジャージ)
・晴子と彩子の存在感や発言がスラムダンクの面白さをさらに引き出している。
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・湘北高校のライバル陵南高校の2年生エース。
・シュート、パス、ドリブル全てができる天才プレーヤー。
・天才プレーヤーだが釣りをしたりと緩めな性格。
・味方や相手を素直に認める性格で、スラムダンクで人気の高いキャラクター。
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・王者、海南大付属高校の3年でキャプテン。(通称じい)
・神奈川No. 1プレーヤー。
・彼のプレーを1人で止める事は難しく、ファウルをもらいながら得点を決めたりと全てが超ハイレベル。
・海南大付属VS陵南の試合での牧と仙道のマッチアップは見る者を魅了する。
そのほかにも湘北高校の小暮副キャプテンや相田彦一などの個性的で印象的なキャラクターが満載です。
スラムダンク名シーン1 【花道痛恨のパスミス】
スラムダンクには数々の名シーンがあり、何回読み返しても感動してしまいます。
内容がわかっているのに感動するってすごいですよね。
少し紹介していきます。(ネタバレあり)
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神奈川県インターハイ予選 決勝リーグ1回戦 湘北VS海南
作戦が見事にはまり、王者海南に対して善戦した湘北。
試合時間残り19秒。
88対90で海南のリード。
湘北のフリースローからの再開。
湘北は花道がフリースローをわざと外し、リバウンドをゴリが取り、三井が3Pシュートを決めて逆転勝利!という作戦。
試合再開!
花道がフリースローを外す。
ゴリが必死にリバウンドをとり三井にパス。
![](https://yatamental.com/wp-content/uploads/2020/12/img_1087-977x1024.jpg)
三井渾身の3Pシュート!(同時に拳を握りしめる)
「入った」
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しかし外れてしまう。
さらにリバウンド勝負。
花道が懸命にリバウンドを取る。
![](https://yatamental.com/wp-content/uploads/2020/12/img_1090-886x1024.jpg)
ゴリからの指示通りパスを出す。
「ゴリっ」
しかしパスの相手はまさか、海南の高砂。
ここでタイムアップ。試合結果88対90で海南の勝利。
初心者ながら、どんどん実力をつけていた花道が痛恨のパスミスで試合終了。
最後は整列できないほどに号泣の花道をゴリがなぐさめるという感動シーンでした。
絶妙なところを突いてくる作者の井上さん、「さすが」としか言いようがないです。
脱帽です。
スラムダンク名シーン2 「バスケがしたいです」
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海南などの強豪高校に誘われるも安西先生のもとでバスケをすると決め湘北高校に入った三井。
1年時のケガによりバスケを離れ不良の道に走ってしまう。
宮城とのケンカで入院してしまうが、退院後に仲間の不良グループとバスケ部を潰しにかかる。
宮城、花道、流川が応戦するも激しいケンカになってしまう。
「このままでは廃部になってしまう」
そんな時、体育館に安西先生があらわれます。
三井にバスケが楽しかった頃の記憶が蘇ります。
![](https://yatamental.com/wp-content/uploads/2020/12/img_1092-820x1024.jpg)
「安西先生、、、バスケがしたいです」
三井の素直な心が感動を呼ぶシーンです。
ここから新たな湘北高校の物語が始まります。
スラムダンク名シーン3 「メガネ君、引退がのびたな」そしてゴリの涙
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勝てば全国、負ければ引退という決勝リーグ最終戦。
湘北VS陵南は一進一退の攻防が繰り広げられていた。
試合終盤、湘北の3Pシューター三井がスタミナ切れを起こし倒れてしまう。
交代選手は3年で副キャプテンの木暮(通称メガネ君)。
陵南の田岡監督は湘北のベンチは層が薄いため勝機ありと読んでいた。
田岡監督はディフェンスに定評のある池上を呼びこう言った。
「赤木、流川にダブルチームに行け。木暮はある程度離していい」
湘北は必ず赤木か流川で勝負してくるはず。
しかし、田岡監督は花道と流川の仲が悪いことなど知るよしもなかった。
試合時間残り1分2秒。
池上が流川からボールを奪う。
そのボールを越野へパス。
そのパスを花道がパスカットする。
池上はすぐさま流川にダブルチームを組む。
花道が流川にパスするはずもなく木暮へパス。
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フリーの木暮が渾身の3Pシュートを決める。
試合はラスト天才仙道に追い上げられるも70-66のスコアで湘北の勝利。
祝インターハイ出場決定!
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試合後の整列。
ゴリは動けなかった。
3年間待ち続けた瞬間を手に入れることができたから。
「このチームは最高だ」
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感動を呼ぶ陵南戦でした。
個人的に何度も涙してしまう名シーンです。
試合時のメンタルのいいお手本
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少し話がそれてしまいますが、スポーツの試合でのメンタルについて。
ほどよい興奮状態
・いい緊張感
・緊張を味方につけている
・熱しすぎず冷めすぎず
確かにこういうときはいいプレイができます。
うん。納得です。
次回予告
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彦一「要チェックや!」
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