【勇気の心理学】アドラー心理学が対人関係で悩んでいるあなたの悩みを解決します!

メンタル
対人関係で悩んでいる人
対人関係で悩んでいる人

人との付き合い方での悩みが多くて困っています。

解決できる良い方法があればいいのに。

家族や恋人、友人、会社などでの人間関係で悩んだ経験って誰にでもあるのではないでしょうか?

「この人間関係がうまくいったら気持ちがすごく楽になるのに」

今回の記事では、このような悩みに対しての解決方法を知ることができます。

✔️この記事でわかる対人関係の解決方法

結論:勇気の心理学の教えを使う
1.人は変われる
2.世界はシンプル
3.人は誰でも幸せになれる

上記の考え方を知ることで対人関係についての悩みが解決されていきます。

それでは詳しく見ていきましょう!

勇気の心理学の教えを使う

最初に勇気の心理学とは何か解説していきます。

勇気の心理学とは・・・20世紀初頭にオーストリア出身の精神科医アルフレッド・アドラーによって創設された心理学で通称【アドラー心理学】と呼ばれています。心理学には3大巨頭と呼ばれる人が存在しており、フロイト、ユング、そしてアドラーの名前が言及されます。

アドラー心理学の主な特徴・・・他者を変えるのではなく、自分が変わる心理学

あの大ヒットベストセラー「人を動かす」で有名なデール・カーネギーは、「一生を費やして人間とその潜在能力を研究した偉大な心理学者」とアドラーについて評しています。

この勇気の心理学と呼ばれるアドラー心理学では、「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と断言しており、アドラー心理学を知ることによって、対人関係の悩みを解決することができます。

なぜ、アドラー心理学が勇気の心理学と呼ばれているのか。アドラー心理学が対人関係についての悩みを解決していけるのか。この理由について、3つの視点から詳しく深掘りしていきたいと思います。

1.人は変われる

「そもそも人は変わらない決断をしている」とアドラーは言っています。

それはなぜでしょうか?

対人関係で悩んでいる人の多くが過去の心の傷(トラウマ)が原因と考えます。これを「原因論」とフロイトは言っています。

例えば、「仕事で上司から怒鳴られたから会社に行きたくない」「小さい頃から愛情を感じれなかったから親とは仲が悪い」「友達とうまくいかず引きこもっている」

など、心に負った傷(トラウマ)が現在の不幸を引き起こしていると考えます。要は、相手の行動や言動が今の自分を作っているという一般的な考え方です。(僕も当然この考え方でした)

「過去の原因で今の自分がある」この考えこそが変わらない決断です。

対して、アドラー心理学では、このトラウマを明確に否定しています。

トラウマは存在しない・・・だからこそ人は変われる

いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック(いわゆるトラウマ)に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。

自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである。


アルフレッド・アドラー

会社に行きたくない人も、親と仲が悪い人も、引きこもっている人も、「今のままが楽だから過去のせいにしている」という考えや、「実はあなたがトラウマを利用している」という考え方をアドラーは「目的論」と言っています。

「過去の原因で変われない」という考え方ではなく、「過去にどんな辛い出来事があったとしても自分は変われる」という考え方がアドラーの教えです。

【トラウマは存在しない】【自分自身の考え方を変える】この考え方に対人関係を解決に導く糸口があります。

アドラー心理学では大切なのは変わる勇気であり、必ず人は変われると言っています。

2.世界はシンプル

アドラー心理学では、性格や気質のことをライフスタイルと呼んでいます。そしてアドラーは、「世界はどこまでもシンプル」だと言っています。

世界はシンプルだということを知るだけでも対人関係の悩みが緩和されます。

✔️世界がシンプルである理由

・だいたいのことはあなたの課題じゃない(課題の分離)
・あなたの人生は「いま、ここ」で決まる(変わる勇気)

詳しく見ていきましょう。

だいたいのことはあなたの課題じゃない(課題の分離)

あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと。あるいは自分の課題に土足で踏み込まれることによって引き起こされます。

課題の分離ができるだけで、対人関係は激変するでしょう。

引用元:嫌われる勇気

例えば、自分の子供が全く勉強しない場合、あなたは親として子供にどう接しますか?

・叱る

・褒美や罰を与える

・家庭教師をつける

様々な方法で子供に勉強させようとするのではないでしょうか。

この場合、勉強することは子供の課題であり、親が「勉強しなさい」と命じるのは他者の課題に土足で踏み込むような行為です。

大事なのは、「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」ということであり、それが自分の課題なのか他者の課題なのか分離する必要があるとアドラーは言っています。

もしも子供が「勉強しない」という選択をしたとき、その決断によってもたらされる結末(例えば授業についていけなくなる、希望の学校に入れなくなるなど)を最終的に引き受けなければならないのは親ではありません。間違いなく子供です。すなわち勉強とは子供の課題なのです。

子供が何をしているのかを知った上で、見守ること。勉強であれば、それが本人の課題であることを伝え、もしも本人が勉強したいと言ったときはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。けれども、子供の課題に土足で踏み込むことはしない。

自分を変えることができるのは自分しかいないのです。

引用元:嫌われる勇気

逆に、自分の課題なのに、あれこれ付け込まれるとイライラしてしまうというのも課題の分離が必要ということですよね。

誰かに踏み込まれたとしても、自由に自分の意思で行動していきましょう!

なぜなら、自分の行動で相手がどう思うかは相手が決めることであり、自分にはコントロールできませんよね!(課題の分離)

だいたいのことはあなたの課題じゃない。世界はシンプルです!

あなたの人生は「いま、ここ」で決まる

世界が複雑に見えるのは「わたし」の主観がそうさせている。人生が複雑なのではなく、「わたし」が人生を複雑にしている。

「もしも何々だったら」と可能性の中に生きているうちは、変わることなどできません。あなたは「あなた」のまま、ただライフスタイルを選びなおせばいい。

これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない。

自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなたなのですから。

引用元:嫌われる勇気

僕は、昔から「成功できるのは一握りの人しかいない。普通に就職して普通に暮らすのが幸せなこと」という教育を受けてきました。

「もしも何々だったらなあ」という劣等感を常に抱いていました。

それを理由に「あれもできない。これもできない」という言い訳を無意識に作り出していました。

他者が決めた人生を歩いているだけだとこのような考えに染まってしまいます。

他者の期待など満たす必要はない。他者の期待を満たすために生きているのではない。

他者のせいにせず、「いま、ここで」自分で自分の人生を切り開く!

人生はシンプルです!

3.人は誰でも幸せになれる

幸せとは何か?

アドラー心理学ではこう言っています。

人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないことです。

「わたしは共同体(仲間)にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれます。

「幸せとは、仲間に貢献できている感覚」

アルフレッド・アドラー

対人関係で悩んでいるあなたは悩むことよりも、良質な対人関係で幸せになることを求めているのではないでしょうか?

アドラーが言う「幸せとは、仲間に貢献できている感覚」

これこそが人が幸せを感じる唯一の方法であり、良質な対人関係を築ける考え方です。

「他者が原因で今の自分がある」

その考えも理解できますが、相手はなかなか変わってくれないかもしれません。

上司に嫌なことを言われる人も、友人とうまくいかない人も、相手が変わるのを待つのでは人生が終わってしまいます。(嫌われる勇気)

それよりも、ありのままの自分を受け止め、相手を信頼し、仲間たちに貢献すること(仕事など)に力を注いでみてください。(幸せになる勇気)

今日、勇気の心理学「アドラー心理学」を知ったあなたの悩みは解消していくと信じています

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

今回の参考書籍

今回の参考書籍は次の2冊です。

勇気の心理学「アドラー心理学」をもっと知りたいと言う方はぜひ読んでみてください!

あなたの人生が「いま、ここで」劇的に変化するかもしれません!

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